2025.07.22

「歯がガタガタしているから、絶対に歯を抜かないとダメなんじゃ…」
そんな風に思い込んでいませんか?

実はすべてのケースで抜歯が必要というわけではありません。
当院ではまず「歯を残す」ことを前提に、非抜歯の治療計画をしっかりと立てています。

歯を抜かずに治す4つの方法とは?

方法① 横に広げる(拡大)

歯列の幅を横に広げて、スペースを作る方法です。
メリット: 自然な形でこぼこを解消できる
デメリット: やりすぎると歯茎が下がってしまうことも

方法② 前に広げる(拡大)

前歯を前方に出して並べるスペースを確保します。
メリット: 歯を抜かずに歯列を整えられる
デメリット: やりすぎると口元が出て見えてしまう可能性があります

方法③ 奥歯を後ろにずらす

奥歯を少しずつ後ろに動かしてスペースを確保する方法です。
デメリット: 奥歯は大きく動かしにくいため、治療期間が長くなる傾向があります

方法④ 歯を少しだけ削る

歯の側面を0.1〜0.2mm単位で削り、全体のスペースを確保します(IPR:ディスキング)。
デメリット: 削りすぎると歯がしみる可能性があります

非抜歯で治療できた症例集

実際に当院で治療した方の写真をご紹介します。
凸凹のある歯や出っ歯も、非抜歯で整った例が多数あります。

ただし、元々“口ゴボ”ではなかった方が対象です。
非抜歯で口元が出てしまうと、かえってコンプレックスになることもあります。

非抜歯にこだわりすぎると逆効果?

非抜歯で治療することには多くのメリットがありますが、デメリットが上回る場合は慎重に判断します。

例えば:

  • 28本全て残しても歯並びが悪く歯周病リスクが高い
  • 歯茎が下がってしまう
  • 顔貌(横顔)が悪化してしまう

そんな場合は、抜歯によって全体のバランスを整えるという選択肢も視野に入れます。

「こんなはずじゃなかった」を防ぐために

当院では治療前に以下のような検査・説明を徹底しています。

  • CT撮影:骨の量を確認し、歯茎が下がらない治療計画を立てます
  • 横顔のシミュレーション:AIで治療後の変化を事前に確認できます

AIシミュレーションで「未来の自分」を見る

① 歯並びのシミュレーション

検査結果に基づいて、どのように歯が動くのか、どんな仕上がりになるのかを3D画像でリアルに再現します。

→ 治療ゴールが「目で見てわかる」ことで、安心して治療に進めます。

【iTero(アイテロ)とは?】

矯正治療の未来を“見える化”する先進のスキャナー

当院では、歯並びのシミュレーションを行う際に、「iTero(アイテロ)」という口腔内スキャナーを使用しています。

iTeroは、従来のような粘土状の型取りをせずに、お口の中をわずか数分で3Dスキャンできる最先端の機器です。

◆ iTeroの特徴とメリット
◎ 精密でスピーディ

超高精度の光学スキャン技術で、わずか数分で口腔内全体を3Dデータ化。従来の型取りのような不快感や誤差もありません。

◎ シミュレーションがその場で見られる

スキャン後すぐに、治療前後の歯並びシミュレーションを画面上に表示。
「歯がきれいに並んだらどんな見た目になるのか?」がその場で可視化できます。

◎ インビザラインなどマウスピース矯正にも対応

iTeroは、マウスピース矯正(インビザライン)と連携可能なスキャナーです。ワイヤー矯正だけでなく、あらゆる矯正治療において活用されています。

◆ 患者様にとっての安心ポイント
  • 「どんな風に歯が動くのか?」がその場でわかるので、不安が減る
  • 治療開始前にゴールを具体的にイメージできる
  • データに基づいたオーダーメイド治療が可能

iTeroの登場により、矯正治療は「目に見える時代」になりました。
漠然とした説明だけではなく、“自分の口の中”でどんな変化が起こるのかをその場で確認
できることは、非常に大きな安心材料になります。

矯正治療のスタートに「納得」と「安心」を

iTeroでのスキャンとAIシミュレーションを組み合わせることで、歯並びだけでなく横顔の変化まで見える診断を実現しています。

当院ではこのような最先端の技術を用いて、一人ひとりに合わせた正確でわかりやすい診断・治療計画を大切にしています。

② 横顔の変化もわかる!

特に抜歯を伴う矯正治療では、口元の印象が大きく変化します。当院では、セファログラム(側面レントゲン)とAI予測を用い、治療後の横顔ラインの変化も可視化します。

→「唇がどれくらい下がる?」「横顔がどう変わる?」という不安にも、事前にしっかり対応できます。

【横顔の変化も「見える化」するWebCephとは?】

~ 口元の印象は“診断の深さ”で決まる ~

矯正治療後、「口ゴボが思ったほど治っていない」「歯を引っ込めすぎて老けて見えるようになってしまった」
…こうした声を聞いたことはありませんか?

当院ではそういった失敗を未然に防ぐために、セファログラム(側貌レントゲン)をAIで解析し、治療前後の横顔シミュレーションを行える「WebCeph(ウェブセフ)」という専用ソフトを導入しています。

◆ なぜ横顔のシミュレーションが必要なのか?

矯正治療は、歯並びだけでなく「顔の印象」にも大きな影響を与える治療です。

  • 歯を後ろに動かすことで唇の位置が変わり、口元が引っ込みすぎて老け顔になることも
  • 逆に口ゴボの改善を期待していたのに、見た目があまり変わらなかったというケースもあります

このようなミスマッチは、横顔の変化を事前にきちんと分析・シミュレーションしていないことが原因で起こることが多いのです。

◆ WebCephによる横顔シミュレーションの強み
◎ セファログラムをAIが自動解析

顔面の骨格、歯の位置、唇の厚みなどを細かく数値化し、客観的なデータで評価します。

◎ 歯を動かした後の口元の変化を視覚的に再現

「どれくらい唇が下がるのか?」「鼻と顎のバランスは?」といった横顔のラインを予測表示。
治療後の「想定される横顔」を、事前に患者様と一緒に確認できます。

◎ 治療のゴールが明確になる

AIと専門医の目で複合的に評価することで、「このまま動かせば自然で若々しい仕上がりになるか?」「やりすぎではないか?」などを判断し、より的確な治療ゴールを設定できます。

【実際にあった後悔の声とAIで防げる未来】

■ 例①:口ゴボが治らなかった方

「前歯は動いたのに、見た目がほとんど変わらない…」
骨格・軟組織の分析をしていなかったため、歯の動きと口元の変化が一致していなかったケース。

「歯を抜かない矯正治療で口ゴボになるなんて…」→非抜歯治療のゴールが共有できていなかったケース。

WebCephなら、唇のラインやEラインとの距離までシミュレーションできるため、事前に「どこまで改善が可能か?」をシミュレーションを用いてご説明できます。

■ 例②:引っ込みすぎて老けた方

「確かに口元は下がったけど、頬がこけたようになって不健康に見える…」
→ 唇と鼻・顎のバランスや、年齢に応じた自然なプロファイルが考慮されていなかった例。

WebCephでは、顔全体のバランスやソフトティッシュの変化も含めて確認できるため、必要以上に引っ込めすぎる治療を防げます。

【大切なのは「動かすこと」ではなく「どこまで、どう動かすか」】

矯正治療は歯だけの話ではありません。
「見た目の印象」や「横顔の美しさ」も、患者様にとって非常に大きな価値のあるゴールです。

AIを使うことで、単なる矯正ではなく「美しく整った口元をつくるための治療」を実現できます。

まとめ:あなたにとって最適な治療法を一緒に考えます

矯正治療は「抜く・抜かない」だけでなく、「どんな結果を目指すか」がとても大切です。
口元のバランス、歯の健康、顔貌の印象などを総合的に見て、あなたにとってベストな治療を提案します。

気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

監修者情報

土屋 聡 (歯学博士)

  • 門真おとなこども矯正歯科 院長 
  • 日本矯正歯科学会認定医
  • インビザラインドクター
  • 北海道矯正歯科学会

📍京阪大和田駅 徒歩2分
門真・守口・寝屋川・大東エリアの歯並び専門クリニック
門真おとなこども矯正歯科

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