こどものマウスピース矯正（インビザライン・ファースト）

6～11歳のお子様のマウスピース矯正

透明のマウスピースとその左下に「invisalign first」と書かれた写真

透明で目立たないマウスピース矯正治療がお子様の歯並び治療にも使えるのをご存知ですか？
子どもの歯と大人の歯が混在する混合歯列期からマウスピース矯正することで、顎の骨が成長する力も利用できます。透明で目立ちにくいマウスピースは、お子さんの心身への負担も減らしてくれます。

子どものマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」

当院では、子ども用のマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」に対応しております。
マウスピースは1日20時間以上、装着しなければなりませんが、薄くて透明なので、学校につけていっても気付かれることがほとんどありません。
永久歯に生え変わる前に行う1期治療は、永久歯を並べるためのスペースをつくること（顎の拡大）が目的ですが、インビザラインファーストは顎の拡大に加え、歯並びを同時に整えることができます。

インビザライン・ファーストの適応条件

上顎・下顎の歯が並んでいるイラスト。それぞれ奥から3番目の歯（第一大臼歯）に赤い目印がついている

インビザライン・ファーストを始めるタイミングは、永久歯の前歯4本と第一大臼歯（6歳臼歯）が生えてきた時です。その他にもいくつか細かい適応条件が設定されているため、インビザライン・ファーストを検討中の方は、早期にご相談ください。治療開始のタイミングが遅れると、適切な効果が得られなくなります。

インビザライン・ファーストはこんなお子さんにおすすめです

学校で矯正装置が目立つのが嫌だ
矯正治療で食事や運動を制限されたくない
矯正中に虫歯になるのが怖い
歯の移動に伴う痛みが不安
大人の前歯がはえそろってきた

インビザライン・ファーストの特徴

【特徴1】顎と歯列を矯正できる

インビザライン・ファーストには、顎を拡大する作用と、歯並びの乱れを細かく整える作用の両方が期待できます。

【特徴2】矯正のシミュレーションが受けられる

口腔内スキャナーで取得した歯並びのデータを専用のソフトに入力することで、歯の矯正のデジタルシミュレーションを行えます。インビザラインによって顎と歯がどのように変化していくのかを3Dアニメーションで確認できます。

【特徴3】装置が透明で目立たない

インビザラインのマウスピースは透明な樹脂で作られているため、一見すると何もつけていないように見えるため学校でも自然に過ごすことができます。

【特徴4】遊びや運動への影響がない

インビザラインのマウスピースは薄くて表面が滑らかなので、お口の粘膜を傷つけるリスクが少ないです。遊びや運動も自由に行えます。

【特徴5】歯磨きがしやすく衛生的

食事と歯磨きの時にはマウスピースを取り外せるため、清潔な状態を保つことができます。

【特徴6】痛みや不快感が少ない

インビザラインでは歯を少しずつ動かすため、歯の移動に伴う痛みが少ないです。装置による異物感や違和感もワイヤー矯正より少なくなっています。

インビザライン・ファーストの治療の流れ

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【STEP1】矯正相談・カウンセリング

はじめに、お子さんの歯並びで気になることをお聞かせください。矯正治療に関するご要望も承ります。その上で、矯正の必要性や適した矯正法、矯正でどのような歯並びになるのかをお伝えします。
インビザライン・ファーストについても詳しくご説明します。
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【STEP2】精密検査

iTero（アイテロ）という口腔内3Dスキャナーを使って歯型をとり、クリンチェックでデジタルシミュレーションを実施します。その上で治療計画を立てて、マウスピースを作製します。
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【STEP3】インビザライン矯正の開始

マウスピースを使った矯正治療のスタートです。インビザライン・ファーストのマウスピースは1日20時間以上装着し、1～2週間ごとに交換します。矯正中は、2ヵ月に1回くらいの頻度で来院していただき、経過を観察していきます。一般的な症例では、1年半程度で歯の移動が完了します。
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【STEP4】保定処置

歯を動かす動的治療が終わったら、後戻りを防止する保定処置へと移行します。

インビザライン・ファーストの注意点

1. 装着時間を守れないと歯が動かない: インビザラインのマウスピースは、装着時間・装着方法を守れないと、適切な矯正効果が得られません。
2. 適応できないお子さんもいる: 上述したように、インビザライン・ファーストには細かい適応条件が課されています。それを満たしていない場合は、適応が難しいです。
3. マウスピースを破損・紛失してしまうリスクがある: マウスピースは、食事や歯磨きの度に取り外すことになるため、固定式の装置よりも破損・紛失のリスクが高くなっています。マウスピースを失くしてしまっても、複製するのは容易ですが、治療期間が長くなる点に注意が必要です。