2025.06.03

こんにちは。門真おとなこども矯正歯科です。
進学・成人式・結婚・出産・転勤――
人生の中で訪れる様々な節目。
そのたびに「矯正治療のタイミング、今でいいのかな?」と迷われる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなお悩みに対して、矯正専門クリニックとしての私たちの考えをお伝えいたします。
目次
ライフステージの変化は誰にでも
矯正治療を担当していると、どうしても年単位の治療となるため、
- 来年受験生です
- 進学で府外に行きます
- 成人式があります
- 留学予定があります
- 転勤の可能性があります
- 結婚式の予定があります
- 出産しました
と伝えてくださる患者さまがいらっしゃいます。
このように、多くの方が人生のどこかで「矯正を始めても大丈夫かな?」と悩まれるタイミングを迎えるかと思います。
矯正のタイミングに迷ったら…
そんな時こそ、矯正専門の私たちが状況に応じてアドバイスいたしますのでご安心ください。
前提としましては、可能な限りずっと同じ先生の元で矯正治療を受けるのが理想です。
一括りに矯正歯科医と言いましても、出身大学や経歴の違いで治療方針に違いが出ます。
前の先生にはこう言われたけど次の先生は違うことを言われた、というお話は少なくありません。患者さまが転院してきた場合、我々もなるべく前医の意向をくみたいと考えてはいます。
しかし転院後に治療方針が変わったという体験談も聞きますので注意が必要です。
受験生・進学予定の方へ
引っ越しや受験を控えた今、矯正治療を始めるべき?

「今、矯正を始めても大丈夫かな…」
「受験もあるし、これから引っ越しの予定もあるし…」
そう思って迷っているお母さまも多いのではないでしょうか。
受験生のお子さまを支える毎日は、ただでさえ気を遣うもの。矯正治療のことまで考える余裕がない…というのが正直なところかもしれません。
でも、だからこそ、治療のタイミングを少しだけ冷静に見つめることが、後悔のない選択につながります。
矯正治療は数ヶ月〜数年単位で通院が必要になるため、もし1年以内に遠方への引っ越しの可能性がある方は、治療の開始を少し待つ方が無難です。引っ越し先が決まり次第、その土地で矯正歯科を探すことをおすすめ致します。
一方で、通院圏内での進学や引っ越し(例:同じ市内や沿線内など)であれば、治療を始めても支障はありません。
また、引っ越し先や時期がある程度見えている場合は、事前にその旨をご相談いただければ、治療計画を柔軟に調整することも可能です。
受験を控えていても、猶予が2年あれば選択肢に
受験に集中したいタイミングで矯正治療を始めるのは、たしかに悩ましいもの。
「勉強に支障が出ないか」「痛みや通院が負担にならないか」など、心配も尽きません。
ですが、受験までに2年ほど余裕がある中学生・高校1年生のお子さまであれば、今から矯正治療をスタートするという選択も十分可能です。
この時期に治療を始めることで、高校2〜3年の本格的な受験期に入る前に、ある程度治療が進んでいる状態を目指せます。
もちろん、装置の種類や治療計画にもよりますので、一度カウンセリングで詳細を確認してから、親子で納得して決めることが大切です。
成人式・結婚式がある方へ


大切なイベントと矯正治療を両立するには
結婚式や成人式は、一生に一度の大切な節目。
「矯正したいけど、写真に装置が写ってしまうのはちょっと…」と悩んでいませんか?
矯正治療は数年にわたる長期の治療ですから、人生の大切なイベントと重なることは珍しくありません。ですが、あらかじめしっかりスケジュールを共有しておけば、治療とイベントの両立は十分に可能です。
写真撮影や式のスケジュールは、早めに歯科医師へ伝えましょう
前撮りや本番の式の予定が決まったら、必ずその日程を矯正歯科医に伝えてください。
矯正装置が写真に映り込むことを避けたい場合、一時的に表側のワイヤー装置を外すことも可能です(※別途費用がかかる場合があります)。
撮影の直前に装置を外し、終わったら再装着することで、笑顔の写真も自然に残すことができます。
見た目が気になるなら、目立ちにくい装置も選択肢に
装置が目立つのが気になる方には、
- 透明なブラケット+ホワイトワイヤー
- 裏側矯正(リンガル矯正)
- マウスピース矯正(インビザラインなど)
といった見た目に配慮した装置もおすすめです。
特にマウスピース矯正は、取り外しが可能なため、式の直前に外して写真に臨むこともでき、日常生活でも目立ちにくいのが特長です。
ベストなスケジュールは「早めの相談」から
成人式で装置を外して写真を撮りたい方なら、高校3年生の夏〜秋頃から治療を始めると、余裕を持って計画できます。
結婚式に合わせて矯正をスタートしたい場合も、少なくとも式の1年以上前にはカウンセリングを受けるのが理想的です。
大切な瞬間を、最高の笑顔で迎えるために
矯正治療をしているからといって、大切なイベントを我慢する必要はありません。
むしろ、「将来写真に写る自分の歯並びをキレイにしておきたい」という気持ちは、治療の大きなモチベーションにもなります。
式当日も、写真の中のあなたも、自信を持った笑顔でいられるように。
私たちがしっかりサポートいたします。
転勤の可能性がある方へ

治療を始める前に知っておきたいこと
「転勤の予定があるけど、矯正治療を始めても大丈夫?」
そんなお悩みを持つ方も少なくありません。矯正治療は1〜3年と長期間にわたるため、転勤の可能性がある方は特に慎重な判断が必要です。
できれば2年以上住む地域でのスタートが理想
矯正治療をスムーズに続けるためには、できれば今後2年以上在住予定の地域で治療をスタートするのが理想的です。
途中で引っ越し・転勤が入ると、医院を変える必要があり、治療内容や方針に差が出たり、治療の進行が中断されたりすることがあります。
転院時の「返金制度」や対応方針を事前に確認
仮に治療途中で転院が必要になった場合、もとの医院で支払った治療費の一部が返金されるかどうかは医院によって異なります。
そのため、治療を始める前に、
- 転勤の可能性があること
- 万が一転院になった場合の返金制度の有無
- 紹介状の発行や転院先の案内があるか
などを、事前に確認しておくことを強くおすすめします。
地方転勤の場合は、矯正専門医院が少ないことも
特に地方への転勤の場合、矯正専門医院が少ないエリアも多く、通院に時間や手間がかかる可能性があります。
そのため、「通いやすい距離に専門医院があるか」を事前に調べておくと安心です。
一方で、都市部であればマウスピース矯正などを導入している医院も増えており、比較的転院がしやすいケースもあります。
治療方法の選択肢も含めて、ご自身のライフプランと照らし合わせながら検討していきましょう。
ライフスタイルに合った治療計画を
転勤や引っ越しの可能性があるからこそ、“今始めていいのかどうか”をしっかり見極めることが大切です。
当院では、将来の生活スタイルもふまえて、治療のタイミングや方法について一緒に考えていきます。
ご相談だけでも大歓迎ですので、まずはお気軽にご来院ください。
妊娠中の方へ

体調を最優先にした矯正治療の進め方
「矯正治療を始めたいけれど、妊娠中でも大丈夫?」
「将来的に妊娠を考えているけど、矯正ってできるの?」
このようなご相談もよくいただきます。
妊娠中や出産を見据えたライフステージでは、矯正治療についても“体調を最優先に考えること”が何より大切です。
妊娠中に治療を始めたい場合は、安定期以降に
妊娠中でも矯正治療は可能ですが、急ぎでなければ安定期(妊娠5〜7ヶ月頃)に入ってからの開始が安心です。
矯正治療にはレントゲン撮影や抜歯を伴う場合に麻酔も必要になることもあるためです。
つわりがある時期や体調が不安定な時期は、来院そのものが負担になることもあるため、無理のないスケジュールでのスタートが大切です。
特にワイヤー矯正などは月1回程度の通院が必要なため、ご本人の体調や生活スタイルに応じた柔軟な対応が可能か、事前に確認しておくと安心です。
すでに矯正治療中の方は、無理のない範囲で通院を
矯正治療中に妊娠が分かった場合でも、基本的には問題なく治療を続けることができます。
ただし、妊娠中はホルモンバランスの変化で歯ぐきが腫れやすくなったり、歯磨きがしにくくなることがあるため、いつも以上にお口のケアが重要になります。
ご本人の体調を最優先に、必要に応じて通院間隔の調整や処置の簡略化も可能ですので、遠慮なくご相談ください。
妊娠前に矯正を始める場合の注意点
妊娠前に矯正治療を始める場合は、治療前にレントゲン撮影や抜歯などが必要になることがあります。
妊娠が近い時期にこれらの処置を受けることに不安がある方は、早めに歯科医師と相談してスケジュールを調整することをおすすめします。
妊娠中は安全のためレントゲン撮影を避ける必要があるため、タイミングによっては検査や治療の一部を延期するケースもあります。
ご自身の体と赤ちゃんのために、安心できる環境で
妊娠中の矯正治療は、お母さんの体調・心の安定が何よりも優先です。
治療の進め方も、妊娠週数や体調に応じて無理のないプランをご提案しますので、ご不安な点は何でもご相談ください。
「きれいな歯並びで出産後を迎えたい」「妊娠前に治療を終えておきたい」など、ライフプランに合わせた治療をご一緒に考えましょう。
留学を予定されている方へ

海外生活と矯正治療を両立するために
「矯正治療を始めたいけど、留学も控えているし…」
そんな悩みをお持ちの学生さんや保護者の方も多いのではないでしょうか。
実際、矯正治療と留学を両立させることは可能です。大切なのは、留学の期間やタイミング、帰国後のフォロー体制をふまえた上で、しっかり準備することです。
留学期間によって対応は異なります
矯正治療は月1回程度の通院を前提とするため、留学が半年〜1年以上に及ぶ場合は慎重な判断が必要です。
一方で、数週間〜数ヶ月程度の短期留学であれば、装置をつけたまま問題なく過ごせるケースが多いです。
事前に治療スケジュールを調整し、必要に応じて留学中のトラブル対応方法も確認しておくことで、安心して渡航できます。
海外での歯科治療は高額なことも
海外では、日本と異なり歯科治療が非常に高額になる国もあります。
そのため、留学中にトラブルがあっても、現地での治療を最小限に抑えることが重要です。
治療の進行状況や装置の種類によっては、留学中に装置を一時的に外すケースもあります。
帰国後に再装着することで、治療の継続が可能です(※別途費用がかかることがあります)。
帰国後の継続も見据えた治療計画を
留学の予定があることを事前に伝えていただければ、治療開始前から帰国後までを見据えたスケジュールを一緒に立てることが可能です。
必要に応じて、一時的に治療を中断し、トラブルが起きにくい状態で留学期間を過ごせるような処置を行うこともあります。
留学という貴重な経験を、安心して楽しむために
留学は、新しい環境での大きなチャレンジ。
だからこそ、矯正治療との両立に不安がある場合は、遠慮なくご相談ください。
当院では、ライフスタイルや進学・留学計画をふまえて、柔軟に対応いたします。
治療も留学も、どちらもあなたにとって大切な経験になりますように。
まとめ
- 治療期間が2年ほど確保できれば、基本的にかなり歯は整います!
- 転院する場合、転院先でも費用が発生する可能性があります(返金対応の有無を確認)
- 装置の一時撤去に対応できるかどうか、費用も含めて確認しましょう
- 大事なイベントがある時は、早めに先生に相談を!
当院ではこうしています
- 丁寧なカウンセリングで希望をしっかりヒアリング
- 多様な治療方法から選択可能
- 通院頻度やスケジュールの調整にも柔軟に対応
- 治療の進み具合に応じた返金対応あり
- 一時撤去にも対応(別途費用)
- 月1回以上の土曜日診療で通いやすい体制
人生で一度の矯正治療。
メリット・デメリットをしっかりご説明したうえで、できる限り柔軟に対応したいと考えています。
お気軽にご相談ください!
監修者情報

土屋 聡 (歯学博士)
- 門真おとなこども矯正歯科 院長
- 日本矯正歯科学会認定医
- インビザラインドクター
- 北海道矯正歯科学会
📍京阪大和田駅 徒歩2分
門真・守口・寝屋川・大東エリアの歯並び専門クリニック
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